ウォレットについて
Prexを使用したウォレットの作成と移行方法を説明します。
ウォレットの作成
Prexでは、パスキーを登録することで簡単にウォレットを作成できます。パスキーについては、FAQをご覧ください。
SDKの<EmbeddedWallet />
というコンポーネントを使用して、ウォレット作成を行うことができます。
ウォレット作成時のポイント
- すでにウォレットを作成済みの場合、登録処理は失敗します。
- 自前の認証システムと連携することで、ユーザIDとウォレットを1対1で紐づけられます。
- ウォレットはユーザの端末内のパスキーによって管理されています。パスキーを削除すると、ウォレットへのアクセスが失われます。
具体的な認証システムとの連携については、APIアクセス制限をご覧ください。
コード例
import { EmbeddedWallet, CreateWalletButton } from "@prex0/uikit";
import { Address } from "@prex0/uikit/identity";
function WalletComponent() {
return (
<EmbeddedWallet>
<Address />
</EmbeddedWallet>
);
}
ウォレットの移行
-
同一プラットフォームの別端末への移行(例:iPhone → Mac)
- iCloudを使用してパスキーを同期し、新しい端末でウォレットの復元ができます。SDKの
<EmbeddedWallet />
コンポーネントでは、すでにウォレットを持っている場合の処理も実装されています。
- iCloudを使用してパスキーを同期し、新しい端末でウォレットの復元ができます。SDKの
-
異なるプラットフォームの端末への移行(例:iPhone → Android)
- 異なるプラットフォームの場合、パスキーが同期されないため、ウォレットの復元ができません。
コード例
import { EmbeddedWallet, CreateWalletButton } from "@prex0/uikit";
import { Address } from "@prex0/uikit/identity";
function RestoreWalletComponent() {
return (
<EmbeddedWallet>
<Address />
</EmbeddedWallet>
);
}
注意点
- パスキーのバックアップを推奨します
- 端末紛失時の対応方法を確認しておくことが重要です
- 異なるプラットフォーム間でのウォレット移行には制限があります